ADHDのお話

ADHDは脳の機能異常によって起こる発達障害の一つです。12歳未満に発症し、不注意、多動・衝動性の2つの症状です。

また、虐待や自閉スペクトラムによる多動が隠れていることもあるため慎重に見極めなければなりません。

 

症状

 

●勉強に集中できない

●ケアレスミスが多い

●おどおどする

●忘れ物が多い

 

原因

 

ADHDは前頭前野の機能低下が考えられています。また、脳報酬系やA6神経系などの感情や情動に関連する機能の低下も関係があると考えられています。

 

低血糖症とADHD

 

低血糖症は栄養失調や空腹時の無理な運動などで出現しやすい傾向にありますが、低血糖になることでADHDが悪化することがあります。

 

体が低血糖の場合、一度低下した血糖値を上昇させるために副腎髄質や交感神経終末から神経伝達物質であるノルアドレナリンが分泌されます。

 

このときネガティブな感情や不快な感情を司るA6神経も刺激されます。A6神経の刺激は副腎髄質や交感神経終末から神経伝達物質であるノルアドレナリンの分泌につながり、イライラ、怒り、不快な感情が生まれるきっかけになります。

 

長期的な視野でみると血糖値の下降と上昇のアップダウンを繰り返すことで、副腎疲労、糖尿病、ADHDなどの問題に影響を及ぼすことがあるのです。