坐骨神経痛

坐骨神経痛は腰痛の中でもトップクラスの症状の一つです。好発年齢は幅広く20代以降の幅広い年代の方に出現する症状と言えます。

坐骨神経痛は疾患名ではなく、症状の一つを表す言葉です。では具体的に坐骨神経痛はどのような病気や疾患に出現しやすいかを列挙すると以下になります。

・椎間板ヘルニア

・脊柱管狭窄症

・腰椎分離、すべり症

・梨状筋症候群

・変形性股関節症

・脊髄症

・動脈硬化症

・仙腸関節障害

・むずむず症候群

・筋膜性疼痛

・トリガーポイント性疼痛

・心因性腰痛

・身体表現性障害

・圧迫骨折など

中でも多いのが椎間板ヘルニアと脊柱管狭窄症による坐骨神経痛だと思われます。この二つの病気は加齢等が原因ですが、両者とも末梢神経が傷つき、神経性の炎症を引き起こすことで腰や下肢に激しい痛みが出現するのが特徴です。

また、これらの疾患は軽症からから重症まで幅広く、重症のケースでは生活にも支障が出るためほとんどの場合、手術対象となることが多いです。