反り腰は加齢による椎間板や骨の退行性変性で出現する傾向があります。
また、反り腰は腰に負担がかかるため、椎間板ヘルニアや腰椎分離症、すべり症などの腰痛疾患の原因因子にもなります。
クラシックバレエやバレーボール、サッカーなど腰の捻転動作が多いスポーツを成長期に行っていた方もなりやすい傾向があります。
反り腰により緊張・硬くなる筋肉
●脊柱起立筋
●ハムストリング
症状
●腰痛
●不良姿勢
●内臓下垂
●筋力バランスの乱れ
原因
反り腰の原因は加齢による椎間板や骨の退行性変性が挙げられます。
特に腰椎の椎間板がすり減ることで骨盤の傾斜角度がきつくなる特徴があります。 また、それに伴い腹筋群や大殿筋の筋力低下がみられる傾向があります。
ファイアンリングシークエンス
ファイアリングシークエンスとは筋肉の活動の順番を意味します。骨盤の歪みは特に股関節伸展に伴う正常な筋の活動が乱れていることで出現する傾向があります。
反り腰において、股関節の伸展は非常に密接な関係があります。骨盤筋の一つである大殿筋は股関節の伸展に大きく作用します。
しかし、ファイアリングシークエンスが乱れていることで大殿筋の機能低下が起こり、正常な股関節の伸展ができなくなります。
例)ファイアリングシークエンスが乱れると以下の筋肉の働きが悪くなります。
●大殿筋の機能低下
●脊柱起立筋の過緊張
●ハムストリングの柔軟性低下