症例）
横浜市都筑区在住の40代女性主婦が右腕から手のしびれの症状で来院した。症状は昔からあったが、最近になって家事が忙しいときに時折現れるようになった。しびれは一度出現すると半日から一日続く。
昔、同じ症状が出現したときは2週間程で治まったが今回は2週間経っても治まらないため、近所の整形外科で診察を受けた結果、頚椎症と診断されロキソニンとリリカを処方された。
お薬を処方されて一週間たったが変化がみられないため、インターネットでたまたま当院を知り来院した。また生活習慣は特に乱れているわけではなく良質な睡眠と栄養摂取をしっかり行っている。肩こりは両肩ともにひどく最近はストレートネックも気になりはじめた。
検査）
姿勢検査、整形外科学検査、神経学的検査、チャップマン検査、関節可動域検査、触診検査、筋力検査などを行った。
施術）
検査の結果から上部頸椎、上部胸椎の関節可動域低下、副腎機能低下がみられた。施術は頸椎、胸椎のアジャストメントと内臓マニュピレーション、PMMを行った。 また、アクティブケアとして頚椎症体操、キネシオテーピングを指導した。施術は全部で6回行い、無事改善された。
コメント）
今回の症例では、首の椎間板の退行性変性により末梢神経が傷んだことで右腕から手にかけてしびれが出現していました。
末梢神経障害によるしびれの症状に対して当院ではアジャストメントテクニックに加え、末梢神経マニュピレーションを行い神経組織そのものの回復を促すアプローチを行います。
末梢神経マニュピレーションは筋肉や筋膜、皮下組織などの緊張を緩めることで末梢神経の内圧を減圧し、神経内の栄養循環を促進させることで感覚神経および運動神経の機能回復を促します。